勉強を始めたばかりの子は勉強をしても実力テストの成績がすぐには伸びないはずです。
「勉強をしているのに成績が伸びない」と思ってしまうと、やる気がなくなり挫折しやすくなります。
そうならないために、勉強を本気で始めたばかりの子が知っておいてもらいたいことを簡単にまとめておきます。
目次
暗記は繰り返し
1・2回読んだだけで勉強をした気になり、「もう問題を解ける」と勘違いしてはいけません。
特に勉強をあまりしてこなかった人は少し勉強をしただけで「できる」ようになった気がします。
しかし、いざ問題を解いてみると全くできず、「勉強をしても成績は伸びない。だから勉強はしない」と思ってしまうのです。
1回読んだり、観ただけでは理解ができないことがほとんどです。
辛いかもしれませんが、繰り返すことで理解をしていくしかありません。
覚えることができないなら、5回6回と読む必要があります。
私は初老を迎えた今でも勉強をしているのですが、すんなりと頭に入ってくる場合を除き、5回以上繰り返して読むこと(理解しようと頭で整理する作業)もあります。
勉強に慣れている私でさえ5回・6回は当たり前のように繰り返すのですから、勉強に慣れていない人はなおさらです。
分からなければ繰り返してください。
達成感を味わう
1回で理解できないのは当然ですが、努力が目に見えないことが続くと挫折してしまいます。
そうならないために、達成感を味わえるように勉強をしていく必要があります。
達成感を味わうには理科・社会の用語、英単語、漢字の暗記がお勧めです。
例えば、「毎日単語帳を2ページ覚える」と決めておき、その日の夜に覚えているかどうかの確認をするのはどうでしょうか。
もし、すべての単語を覚えていれば「単語を覚えた」ということが目に見えて分かります。
これをやったからといって、実力問題が解けるようになるわけではありませんが、少なくとも「勉強をしたことは覚えられた」という達成感を味わうことはできます。
定期テストを利用する
実力テストと異なり、定期テストは勉強をすれば高得点がとれます。
今まで勉強をさぼってきて、勉強になかなか集中できないのであれば1科目でも構わないので、苦にならない科目にしぼって勉強をしてください。
それまで30点くらいしかとれなかったとしても、本気で勉強をすればいきなり70点以上はとれるはずです。
たとえ1科目であっても、「やればできる」ということを実感できれば、「他の科目もやってみようかな~」という気持ちにつながるかもしれません。
私の塾は中途入塾生の大半が平均点よりも下の子なのですが、定期テストで200点台中盤くらいから、300点台後半に一気に上昇する子が多くでてきます。
これは、勉強をしなくてはいけないという環境に置かれたことで、生徒たちが本気になって努力をしたからです。
このブログを見ている人も、本気で勉強をする気になれば自分が思った以上に定期テストの点数を伸ばすことができるはずです。
定期テストで点数を取ることで、「成績は伸びている」という実感をし、挫折を避けることができるので、定期テストを挫折を避ける道具としてしっかりと利用してください。
伸び悩みの原因を知る
勉強をする習慣が仮についたとしても、実力テストでいつまでも結果が出なければやる気がうせてしまいます。
半年間本気で勉強をしたのに偏差値が50を超えない場合、何らかの原因があるはずです。その原因を把握し、自分がやるべきことが何なのかを知りましょう。
伸び悩む原因はい就くかあると思いますが、今私が思い浮かんだ3つを揚げておきます。
- 実力に合っていないことをしている
- 暗記ばかりしている
- 知識が絡み合っていない
自分にとって、簡単すぎること、難しすぎることをしていませんか?
例えば、中学3年生が「1+1は何ですか?」というような問題を繰り返し解いても意味がないことは誰にでも分かると思います。
分かる問題ばかり解いたり、100%暗記ができていることを繰り返し暗記しても意味がないのです。
逆に、目標だけが高すぎ、焦って自分の実力では到底解けないような問題に手を出しても意味がありません。
自分の実力に合ったものを行いましょう。
勉強を始めたばかりの人は、何をすればいいのか分からないと思うので、学校や塾の先生に何をすればいいのかを聞いてみてください。
本気で勉強をしているのに何もできない
周りの人よりも確実に努力をしている、しかし、覚えようと思っても単語が全く覚えられない。一度覚えたと思っても翌日に完全に忘れてしまう。
周りからは「忘れるのは当たり前だからもっと繰り返せ」と言われるけど、繰り返しているけれど覚えられないという人もいるはずです。
周りの人に自分のことを理解してもらえず、一人で苦しんでいるかもしれません。
もし、勉強のことで本当に悩んでいて知り合いなどに相談できない(相談しにくい)場合は、信頼できる学校の先生に相談してみてください。