31年度入試終了後合格実績を確認しましたが、早稲田大学(2・3年前よりもさらに難化している)に合格している人がいるなんて…

現役生かどうかは分かりませんが、すごすぎます。

西南・福大も難化しているのにあれだけの合格実績がでるなんて、やはりここ数年の柏陵はすごいです。

柏陵高校の合格A判定基準

偏差値・内申点

全受験生を見ると、例年、偏差値47以上で不合格になる人は2%~5%です。データ上は47以上あれば不合格になることがほとんどないということになります。

偏差値45・46だと合格者と不合格者が半々になり、それ以下になるとほとんどの人が不合格になっています。このことから、受験をするかどうかのラインは偏差値45以上になると思います。

合格者の内申点は27~30が多いです。偏差値26以下で合格している人は偏差値47以上の人が大半です。内申点25以下で偏差値46以下で合格している人は一人もいないかもしれません。

環境コースも普通科と同じと考えて構いません。

環境の方が偏差値が高いと言われていますが、実際はそうでもありません。

平成27年度入試(平成28年3月8日実施)は実質倍率がほぼ1倍だったので、不合格者は5名程度しかいませんでした。

偏差値が高いのは表面上の数字だけで、合格のしやすさは環境コースです。

私立併願先は東福岡が目立ちます。そのほかは筑陽・九産大です。

一時期、名前を書けばほぼ全員が合格できてしまうくらいになったこともあります(31年度入試で再びその状況になってしまいました)。

参考:福岡県高校入試情報
参考:福岡地区の公立高校偏差値
参考:偏差値は参考程度
参考:通知表・内申点の仕組み
参考:公立高校志願倍率の仕組み
参考:第5学区の過去の倍率

H31年度の定員・実質倍率

平成31年度の志願状況は以下の通りです。カッコ内は昨年度。

普通科

  • 入学定員  :320(320)人
  • 合格内定  :40(40)人
  • 一般合格枠 :280(280)人
  • 一般受験者 :266(353)人
  • 一般実質倍率:0.95(1.26)倍
  • 難易度   :かなり易化

定員320名に対し40名の内定者がいるので一般入試では280名が合格できます。

中間発表後、志願者が6人増え306名になりました。

一般入試は受験者306名から内定者を引いた266名が受験するので、実質倍率は0.95倍(不合格になるのは0名)です。

志願者が大幅に減り倍率が1倍を下回ってしまいました。

この結果、内申点で問題がなければよほどのことがない限り合格できるはずです。

環境科学コース

  • 入学定員  :40(40)人
  • 合格内定  :8(6)人
  • 一般合格枠 :32(34)人
  • 一般受験者 :22(46)人
  • 一般実質倍率:0.69(1.35)倍
  • 難易度   :かなり易化

定員40名に対し8名の内定者がいるので一般入試では32名が合格できます。

中間発表後、志願者が1名増え30名になりました。

一般入試は志願者30名から内定者を引いた22名が受験するので、実質倍率は0.69倍(不合格になるのは0名)です。

昨年度倍率が急激に上がりましたが、再び1倍を下回りました。

合格最低点・ボーダー目安

2019年は

平均点が180点のときは、140点前後

平均点が160点のときは、115点前後

内申点27

あれば、十分合格ができると思います。

倍率が1倍を下回っても、内申点が極端に悪かったり、本番で100点を下回ってしまうと合格できるかどうか分からなくなると思いますす。

対策

柏陵高校は中学3年の夏休みからの努力でも十分合格できます。全く勉強をしなかった人でも絶対に合格できるので頑張ってください。

将来的に西南・福大などを目指すつもりの人はそれなりの勉強をし、高校に合格すればそれだけで良いという場合は基本的なことを勉強してください。

高校受験用参考書

学校情報

偏差値47とデータ上は武蔵台と同じになりましたが、柏陵の方が断然合格しやすいです。

西南・福大に一定数の合格者を出しています。合格者の入学時の偏差値が49~52に集中しているということを考えると、学校はかなりの努力をしていると思います。生徒のやる気をもっと出させることができたら、今以上に合格実績を良くすることができると思ます(H29年は実際に良くなりました)。

ちなみに、柏陵高校は私が受験して不合格になった高校です。改めてデータを見て見ると、柏陵に不合格になった私が、よく現役で明治大学に合格できたと驚いてしまいます。柏陵高校にももっと頑張って西南・福大合格者数No1を目指してもらいたいですね。

元教え子が柏陵高校にいたときに文化祭に行きましたが、雰囲気は比較的良いと思います。今も、そこまで悪い噂は聞きませんが、中には調子に乗ってしまっている人もいるみたいです。

偏差値が低くても合格できる高校なので、中学時代のゆるゆるの生活から高校の厳しい校則に不満を持つ人が比較的多くいるかもしれないです(不満を持つ人は、どの公立高校に行っても同じような不満を持つでしょう)。

システム手帳を使ってPDCAサイクルの確立を目指すと謳っていますが、申し訳ないですが、過去、生徒からそのようなことを聞いたことがないです。今はちゃんと利用されているのでしょうか?

他の多くの公立高校同様、学力によってクラス分けが行われています。

部活

  • 陸上競技部
  • バレーボール部
  • バスケットボール部
  • 剣道部
  • 柔道部
  • テニス部
  • ラグビー部
  • サッカー部
  • アーチェリー部
  • 野球部
  • 水泳部
  • 放送部
  • 写真部
  • 美術部
  • 書道部
  • 青少年赤十字部
  • 茶道部
  • 合唱部

所在場所

柏陵高校」は福岡県福岡市南区柏原4丁目47ー1にあります。

アクセスはかなり悪いです。自転車通学とバス通学の人で別れていますが大半が自転車通学のようです。

遠方から通う人は電車ではなくバス通学になるはずです。バス停は学校の前にあるので、楽と言えば楽でしょう。ただし、通学時間が長くなることは覚悟してください。

在校生数

H30年5月現在の在籍生徒数(左男子・右女子)は以下の通りです。

普通

  • 1年:174名・147名
  • 2年:172名・145名
  • 3年:157名・155名
  • 合計:503名・447

全学年定員が320名になりました。

平成29年度は以下の通り。

  • 1年:173名・147名
  • 2年:160名・156名
  • 3年:146名・124名
  • 合計:479名・427

平成27年入学(今の3年生)までは定員が280名、H28年入学(今の2年生)からは定員が320名になりました。

環境科学

  • 1年:27名・13名
  • 2年:22名・17名
  • 3年:24名・16名
  • 合計:73名・46

平成29年度は以下

  • 1年:23名・17名
  • 2年:24名・15名
  • 3年:27名・10名
  • 合計:74名・42

合格実績

国公立・私立大学の合格実績(平成29年までは定員が280名)です。

平成29年は急激に進学実績が良くなりました。ここ最近の柏陵は少し勉強をすれば誰でも合格ができる状況になっているところ、上位で合格した生徒たちを上手に引っ張ることができた結果だと思います。

ただし、難関大学への合格者は学校の授業だけで合格ができたわけではないと思います。柏陵に限らず、公立高校の授業を受けるだけで難関大学に合格することは無理です。自分で努力をしてください。

H30年の専門学校合格者数は51名、公務員・就職は9名。

H29年はそれぞれ、55名・5名。

H28年はそれぞれ38名・12名。

柏陵・糸島が伸びてきている

国立大学

防衛大、九州職業能力開発大学校などの大学校は重複合格しか考えられないので含めていません。

柏陵は現役・浪人を合わせて公表しているので現役で合格している人がどれくらいいるかは分かりません。

令和3年度

  • 熊本
  • 佐賀
  • 山口東京理科
  • 埼玉

佐賀大学2名、その他1名

 

令和2年度

  • 九州工業
  • 福岡教育
  • 福岡県立
  • 北九州市立
  • 佐賀
  • 大分
  • 琉球
  • 島根県立
  • 高知工科
  • 公立諏訪東京理科
  • 北見工

高知工科と北見工大が2名合格

それ以外は1名

令和1年度

  • 佐賀   :1名
  • 大分   :1名
  • 琉球   :2名
  • 北九州市立:1名
  • 下関市立 :1名
  • 宮崎県立看護:1名
  • 島根県立 :2名

平成30年度

  • 九州   :1名
  • 福岡教育 :2名
  • 大分   :1名
  • 岡山   :1名
  • 島根   :1名
  • 島根県立 :1名
  • 合計   :7名

HPでは防衛大学3名、九州職業能力開発大学校7名を含めて「国公立大学等」の合格者数を水増ししていますが、昨年と比べると見劣りします。

高校発表の国公立等合格率は「九州職業能力開発大学校 」が7名もいるので昨年度と変化があまり見られませんが、純粋な国公立大学だけをみると明らかに見劣りします。

だからといって、柏陵の入学当時の生徒たちの偏差値を考えると決して悪い数字ではありません。

コスイことをして合格実績を増やすことはやめればいいのにと思います。

ちなみに「九州職業能力開発大学校」は受験科目が2科目にもかかわらず、河合の偏差値は全学科40以下、進研模試では47以下です。

北九州を除く福岡県内の地域からはわずか42名しか受験しておらず、全国でも267名しか受験していません。

「何も関心がないのに合格者数を増やすために受験させている」と捉えられかねないこのやり方はそろそろやめたほうがいいのでは?と少し心配になります。

平成29年度

  • 佐賀   :1名
  • 長崎   :1名
  • 山口   :1名
  • 島根   :1名
  • 福岡県立 :1名
  • 北九州市立:1名
  • 下関市立 :1名
  • 宮崎公立 :1名
  • 山口県立 :1名
  • 島根県立 :3名
  • 国公立合計:12名

平成28年度

  • 九州工業大学 :2名
  • 佐賀大学   :1名
  • 大分大学   :1名
  • 北九州市立大学:1名
  • 国公立大学合計:6名

平成27年度

  • 熊本大学   :1名
  • 九州工業大学 :1名
  • 佐賀大学   :1名
  • 宮崎大学   :1名
  • 北九州市立大学:4名
  • 国公立大学合計:8名

私立大学

延べ人数ではなく実数がどれくらいなのかものすごく気になるところですが、信じられないくらい多くの西南・福大合格者を出しています。

H29年の西南の合格者数は倍増、福大入試は急に難化したにもかかわらず200名近い合格者数を出しています。

H30年は依然と同程度の実績に戻りましたが、柏陵高校を受験する中学生の実力を考えると十分な合格実績を出していると思います。

大学名西南学院大学福岡大学中村学園大学九州産業大学福岡工業久留米大学立命館APU早稲田大学慶応大学上智大学明治大学青山学院大学立教大学中央大学法政大学同志社大学立命館大学関西学院大学関西大学
R3421432113812430010000002100
R2381271788300000020000001
R1731251693430200010110000
H3086121176855000000002001
H291441921183500200211001431
H28701332085390000000000001
H278018024129531000100200100