受験勉強をしているといろいろ不安になり悩むことが出てくると思います。

不安を抱えているのは自分だけではないので、不安に思うことは当然で、それをどのように克服していくかを考えましょう。

模試の点数が下がってきている?

模試を受けて自己採点をさせたら、いつもよりも出来が悪い。

点数が下がった。といって、怒る親がいます。

点数だけで成績を見ている典型です。

平均点が160点の時に180点とるのと、平均点が140点の時に180点をとるのでは、どちらが難しいか誰にでもわかると思います。

仮に受験した模試がいつもより難しく平均点が大幅に下がっていたのなら、点数が下がったとしても偏差値は変わりません。

点数だけを見るのではなく、その問題の難易度もみてください(偏差値)。

そもそも、模試の結果など参考程度にしかなりません。

苦手な個所を把握し、そこを重点的に勉強するというように模試を利用するほうがいいです。

子どもがとってきた点数に「なんでこんな点数なの勉強しなさい」などといっても、勉強するわけがありません。

親がしっかりとその結果を把握して、具体的に何をすべきかを考えてあげたほうがいいと思います。

成績が伸びない

中学3年になると、今まで勉強をしてこなかった人が急に勉強を始めるので、今まで通りの勉強しかできていなければ成績が下がる可能性の方が高いです。

勉強の量を増やすか、それができないなら意識して勉強の質を高めるしかありません。

伸びていない原因を探し、伸ばすための勉強をしてください。

直前3か月前でe判定でも合格可能か

大学受験と比べると高校受験は覚えることが少ないです。

必死になってやれば極端に勉強が苦手な人でない限り、偏差値55くらいまでの公立高校なら何とかなる可能性はあります。

それまで全く勉強をしてこなかった人は勉強のやり方が分からずに苦労すると思いますが、参考書などを使って単純暗記をすれば問題が解けるようになるはずです。

ただし、内申点との兼ね合いもあるので、内申点が受験する高校に見合っていなければ合格は難しいです。

また、難関私立高校を受験する場合はE判定だと厳しいかもしれません。仮に合格できたとしても、入学してからのことを考えると少し不安になります。

中堅・トップ公立高校受験直前対策

私立は公立とは別に対策をとるべきか

私立高校受験と公立高校受験は全く別物と考えるべきです。

難関私立高校(九州でいえば久留米附設、ラサール、早稲田佐賀、弘学館など)を受験する場合は、対策なしで合格は不可能と思ってください。

また、偏差値55よりも上の私立高校は全体的に公立高校で出題されるよりも難しい問題が出されます。

学校ごとに出題形式が異なるので、公立の対策だけでは高得点を取ることは難しいです。

なので、学力特待を目指している人は難関私立高校ではなくても対策を取る必要があります。

ただ、「私立高校入試の現実」として、名前を書けば合格してしまうことのほうが多いです。

偏差値30台で、テストの点数が一桁の人でも、地域で下の方の高校を受験すれば普通に合格していしまいます。

受験生の大多数は私立対策は取らず、公立高校の対策を徹底すればよいのかもしれません。

受験を控えている子の親がやってはダメなこと

内申点が低すぎる

公立高校は「久留米高専」のように、内申点がどのように影響するか、はっきりしていません。

なので、「内申点が低すぎから絶対に不合格になる」という断定はできません。

ただ、各高校ある程度の目安はあります。

目安よりも大幅に内申点が低すぎれば、合格が難しくなるのは間違いないです。

「低すぎる」と思うのであれば、受験する高校にどれくらいの内申点が必要かが気になるのであれば、学校の先生に聞くことを勧めます。

なお、私立高校は内申点は低くても合格できるところが多いですが「1」があると合格できないところもあります。

内申点に「1」がある場合、志望校選択はできるだけ早い段階で学校の先生に相談したほうがいいと思います。

結局、内申点があることで合否が不透明になることが問題だと私は思っていますが、そういうルールになったのだから仕方がありません。

他の地域では中学1年からの内申点が公立高校の合否に大きく影響するところもあるので、福岡は中学3年の成績が主にみられる仕組みなので運がいい方なのかもしれません。

学校で働いている人からすると仕方がないのかもしれませんが、

誰のための教育なのか…

内申書以外では「受験年度の倍率」が合否に大きな影響を与えるので絶対に公立高校に合格しなければならない人は中間発表の倍率にも注意しておくことを勧めます。