「偏差値30台から1年で西南・福大に挑戦できるか?」
ということですが
できます。
もちろん、「挑戦するなら受験料さえ払えば誰でもできる」というようなものではなく、
合格するために本気で受験に挑み、合格を勝ち取ることができるという意味での「できる」です。
ただし、中学レベルの英語が身についていない場合1年で合格するのは相当厳しいです(毎日10時間くらい勉強をする覚悟がなければ合格できないと思ったほうがいいです)。
目次
受け身では無理
親から勉強をしなさいと言われて受け身で勉強している子は、西南・福大にでさえ合格は不可能に近いと思ってください。
合格する子は自主的に相当の勉強量をこなしています。
親から「勉強しなさい」などと言われるわけがないんです。
合格したいという気持ちだけで、行動が伴わず親からがみがみ言われる。
気持ちは自主的なのに、行動が受動的でしかない
それではやる前から結果は見えています。
人から言われずとも自分の意志で受験勉強をしましょう。
自主的に行動に移す
多くの子は「勉強はしなければならない」とは思っています。
が、しかし・・・・・・・
行動に移せないんです。
勉強さえすれば多くの子は西南・福大くらいまでなら合格できるはずなのに、
「合格したい」というのは気持ちだけで、それに行動が伴わないから合格が出来ないわけです。
だから、
合格したければ
1日5分でも構いません、まずは形からで構わないから勉強を始めてください。
もちろん
「5分だけ」
と決めて始めたとしても、本当に合格しようと思うなら5分が5分では終わらないはずです。
行動が伴うやる気は誰かに言われて作られるわけではなく
自分が実際に行動することで作られるということを知ってください。
今までなんだかんだ言い訳をして1日の勉強時間がゼロだった子が
1日5分の勉強に自分の意志で取り組むことができれば
それが大きな変化の一歩です。
行動から始めましょう。
多分、自分を変えられる最後のチャンスが今です。
質だけでなく量も大切
勉強に質が重要なのは言うまでもありません。
しかし、それと同様に量も大切です。
偏差値30台から1年で合格するには、1日2時間くらいの勉強量では全く足りません。
いきなりは無理にしても、夏休みに入るくらいまでには平日5時間、休日10時間くらいは勉強ができるようになる必要があります。
「高校生の勉強法」に勉強は量と質について書いているので参考にしてください。
そもそも、「勉強は質より量」と言っている人は、そう言えるだけの量をこなしています。
量をこなすことで初めて質の伴う勉強ができるわけです。
質と量のどちらが大切か?
ではなく、どちらも大切だということを覚えておいてください。
西南・福大の問題は簡単
偏差値30台から早稲田に1年間で合格するのは、不可能と思えるくらい難しすぎます。
一方、西南・福大の問題は早稲田と比べたら超超超絶簡単です。
基本をしっかりと抑えさえるだけで、7割取ることも可能です。
基本を抑えさえすればいいのだから偏差値30台からでも1年で、相当の努力を要しますが、十分合格できます。
やるべきこと(利用する参考書)は初めから分かっているのだから、後はあなたがそれをこなすだけです。
私が「偏差値30台からでも西南・福大を目指せ」とか「大学受験は思っているほど甘くない」いうようなことを厳しく書き続けているのは
私自身が「私の偏差値推移」に書いているように、同じような経験をし、考え方が大きく変わったからです(それがすべての人にお勧めできる経験という分けではないのですが、少なくとも私は大学受験を通じて自分の人生のありかたが良い方向に大きく変化した)。
たかが大学合格かもしれませんが、努力により自分の想像を超える大学に合格することが出来れば、その後の自信に確実につながります。
「自分は頑張ればある程度のことが出来る」
とか
「あれもこれもやってみたい」
という気持ちが必ず湧いてきます。
ダラダラ生活を送り、何にも努力をしなかった状況から努力により大学合格を勝ち取ると周りの環境まで変わってきます。
いま現在、何も考えずダラダラと日々を過ごしている子がいるとしたら、そういう子たちに私と同じような経験をしてもらいたいんです。
大学がすべてではありませんが、だからといってダラダラ何もしないで高校生活を終えたとしたら・・・
そこに意味があるのか?
少なくとも大学受験を通じて自分の能力を高めることができ、学ぶことで自分の視野が広がるんだから
やらないのはもったいなさすぎます。
偏差値30台から西南・福大に合格できたら、偏差値60台の人が早稲田に合格する以上の何かを手に入れられるはずです。
これって、またとないチャンスなんです。
1年の勉強だけで、何年も何年も勉強を頑張って早稲田に合格する人と同等以上の経験ができるんですから。
挫折しないで
偏差値30台からの挑戦は、自分(あなた)のことを知っている周りの人たちからは「不可能」「無理」「無謀」と言われるはずです。
私なんて高校1年の最初は、親だけでなく、学校の先生からも相手にされていませんでした(自主的に特進の課外授業を受けさせてと言っても、遠回しに「お前はダメ」と言われました)。
事実、無計画に勉強を始めてみると「無理」と思うはずです。
特に英語は参考書を読んでも内容を理解することができない、文法・構文が分からないだけでなく英単語もほとんど知らないから英文が全く読めない。
こんなことでは1か月もしないうちに諦めモード、3か月もしないうちに「や~~めた」となります。
しかし、合格はできます。
ゴールが全く見えないスタートを切るから挫折をするんです。
いきなり大学受験用の参考書に入るのは難しいことは分かっているのだから、自分の実力に合った参考書を選び
「やればできる」を実感できる
自分の努力が結果として見えるようにスモールステップで計画を立ててください。
参考書選びも
ターゲット1400や大岩文法が難しいなら
英単語は「英単語ターゲット1200」
英文法は「英文法基礎10題ドリル」
大学受験用の日本史が難しいなら
などから入ればいいんです。
特に英語は中学レベルからの復習を勧めます。
超基本的な内容から始めると「こんなの分かっているよ」と適当にやってしまいたくなるかもしれませんが
3単現のsとか疑問文・否定文のつくり方とかから復習をしてください。
挫折しないためには基礎からスタートです。
頑張ってください。