英語の参考書を紹介しています。

大学入試対策~独学用参考書の選び方

 

はじめに

中学では簡単な英文法と単語の暗記さえできればたいした勉強をしなくとも偏差値60以上は取れていたはずです。

そういう人でも高校進学後は偏差値60を超すことがなくなり、下手をすれば偏差値50未満になることもあるのではないでしょうか?

中学の時に英語ができたのに高校になったらまったく英語が出来なくなったという人は「高校英語」がどういうものなのかを理解していないことが一番の原因だと思います。

一定の点数を安定してとれるようになるためには、単語暗記・文法暗記が一通り仕上がった後、英文解釈(英語の構造を把握して読めるように訓練する)を意識的に取り組んでください。

英語が苦手であればあるほどやらなければならないことが多くなるので、上を目指す人は高校3年生まで待つのではなく、思い立ったその瞬間から勉強を始めてください。

ちなみに、力がないのに変なテクニックを使っても英語はできるようになりません(他の科目も同じ)。

英語を一定レベルでできるようになるには分の構造把握だけでなく、大量の読み込みも必要だということを忘れないでください。

英語ができる人はできない人の何倍も英文に触れているはずです。

参考:中学レベルの英語が怪しい高校生にお勧めな参考書
参考:英単語帳・熟語帳の選び方
参考:大学受験用英文法書

3段階に分ける

高校レベルの英文の読み方をまったく習ったことがない状況からいきなり長文に取り掛かるのはやめたほうがいいです。

  1. 基本
  2. 精読
  3. 多読

の3段階に分けて勉強をすることを勧めます(和文英訳が課される場合は4段階)。

 

以下、かなりの量の参考書を紹介しますが、学校の勉強でいっぱいいっぱいな人はスルーしてください。

学校の勉強を無視せざるを得ず(低偏差値の高校で学校の授業に従っていたら合格ができないなど)、かつ、自分で計画を立て継続して勉強をする気力のある人だけが参考にしてください。

紹介している参考書以外にもいいものはたくさんあります。大型書店に足を運び自分で1から探すのもありです。

英文読解の基礎

高校レベルの英文の読み方をまったく習ったことのない人は「英文読解入門基本はここだ!」を勧めます。

偏差値でいうと50台前半から、英単語の暗記と文法だけで英検2級に合格できたが読解が苦手という偏差値50台後半くらいまでの人なら読む価値が十分あるはず。

ただし、文型の理解が出来ていなければ「基本はここだ」は頭に入りにくいかもしれません。

その場合は「大矢復 図解英語構文講義の実況中継」の利用を考えてください。

文型の理解が不十分な人は上のリンクの「中学レベルの英語が怪しい」から始めることを勧めます。

英文読解の精読・多読

精読に使える解釈系の参考書はたくさんありますが個人的に「英文解釈の技術」をお勧めします。

自分の実力や受験する大学に応じて「入門70」「基礎解釈100」「解釈100」のいずれかを選んでください。

センター・中堅レベルの私立大学が目標なら「入門70」だけで十分です。

難しめの英文が出される大学を受験する予定なら「入門70」+「基礎解釈100」or「構文把握のプラチカ―英文解釈」の2冊(プラチカはかなりお勧め)。

難関大学を狙う人は「基礎解釈100」or「プラチカ英文解釈」+「解釈100」or「ポレポレ英文読解プロセス50」の2冊。

なお、これら短文を使った解釈系の参考書の日本語和訳はそれを読んでも「???日本語の意味が解らない」ということが普通に起こりえます。

そういう場合は、英文の構造だけを把握しておけばいいと思います(それをしておけば英語は読めるようになる)。

これらは必要に応じて2度3度と繰り返し読んでください(わかりきった部分を読むのではなく、自分が理解できていないところを解く、初めて読むときにどれくらいの理解状況か書き込んでおくことを勧める)。

または「[新版] ルールとパターンの英文解釈」です(これを使うならこの1冊だけでも十分。ただしこれは今の子には馴染まないかもしれません)。

 

 

センター対策は

スピーディーに英文を読む訓練をするために「大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2センターレベル編

論理的に英文を読む訓練をするために「佐藤ヒロシの 英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー

この2冊を勧めます(ハイパーはできれば「レベル1」もやっておきたい)。

偏差値が55前後であればの十分使いこなせるはず。

なお、2019年3月末に、おそらく「ハイパー」の後継書である「英語4技能 ハイパートレーニング 長文読解(4)中級編」発売されました(こっちのほうが見やすいです。まだ問題を解いていませんが、こちらのほうがよかったらお勧めを変えます)。

 

参考書を使って英文解釈をすると何が何だかわからないという人は「スタディサプリ」を検討してください。

個人的にスタディサプリの講座の中で一番役立つのは英文解釈だと思っています。

 

以上が終わったらあとは多読です。

または、自分が受験する大学の赤本などを利用して英文をたくさん読んでください(どれくらい読むかは自分が置かれている状況を考え自分で決める)。

何を使うかは自分の好みで大丈夫です。

 

以下は参考に

 

新装版 富田の【英語長文問題】解法のルール144」は細かい解説(型にはめまくる)が欲しい人に向いていると思います。

学校の授業だけですでに偏差値60前後ある人で、この手の高校英語の解法書を一度も読んだことがない人が初めて手にすると「これマジですごい」と思うはずです(新装版になってかなり見やすくなりました)。

難関大学を目指す人はチェックしてみてください。

 

基礎英文問題精講」は短文を利用して訳の仕方を身に着けられます。

入門・基礎・標準の3レベルに分かれていますが、偏差値60前後の人でもおそらく入門レベルを読むのも難しいと思います。

解説が簡略すぎますし、レイアウトが悪く(主観なのでみんながそう思うわけではないと思いますが)、個人的には勧めません。

 

関先生を押している人なら「関正生の英語長文ポラリス」でもいいかもしれません。

和文英訳

例解 和文英訳教本」が個人的に一押しです(これのおかげで私は文法の理解が深まりました)。

ただ、高校で習う英文法を友達に教えられるくらいの実力がなければ消化できないかもしれません。

無難なところで「竹岡広信の 英作文が面白いほど書ける本

英語があまり得意でないなら「大学入試英作文ハイパートレーニング和文英訳編」(自由英作文編もある)

がいいと思います。

東大・東京外語大学・京大・大阪大などを受験するなら「大学入試最難関大への英作文」を勧めようと思ったらどうやら絶版になっているみたいです(アマゾンならまだ買えるみたいです)。

国立2次対策

素直に自分が受験する大学の赤本を利用すればいいと思います。

ほとんど仕上がってやることがなくなっている東大・京大・九大・名古屋大・広島大受験生は河合塾が出している「入試攻略問題集」に取り組んでください。

九大レベルの大学に確実に現役で合格したいのであれば高校2年から本気で受験勉強を始めること勧めます。