フクトでC・D判定しかとったことがないのにトップ校を受験するのは

無謀

なのでしょうか?

トップ校を念頭に入れて書いていますが、春日・福岡中央・筑紫中央・福翔などの公立高校を受験する場合も参考になるはずなので、気になる人は読んでください。

1週間前に何をすればいいか分からず勉強に手がつかない

 

D判定で合格できる割合

修猷館・筑紫丘・福岡高校A判定を安定して取れている子は

おそらく

それらの高校を受験する受験生全体の5%未満です。

そしてA判定を安定して取れている子が不合格になることはほぼ0です。

よほどのことがない限りほぼ全員合格します。

A判定を取れる子なんて言うのは「筑紫丘・春日A判定の偏差値」に書いた通り異次元の天才くらいだと思ったほうがいいです。

 

2割ほどがB判定

偏差値68~70のB判定の子もその多くが合格しています(以下、合格判定は筑紫丘を基準に書いています)。

 

5割くらいがC判定

偏差値65~67のC判定の子は一定数が不合格になりますが合格する子の割合の方が多いです。

 

3割くらいがD・E判定

 

では

偏差値64以下のD・E判定の子の大半が不合格になるか?

D判定ってフクトでは「合格者より不合格者が多いライン」と表記されていますが

これってどれくらいの人しか合格できないと思いますか?

10人中1人未満?

100人中5・6人しか合格できないと思いますか?

意外と知らない子が多いみたいなので書いておきますが

D判定を安定して取れているのであれば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合格不合格=46

くらいの割合で合格ができてしまうんです。

 

この割合を高いと思うのか低いと思うのかは人によって違うと思いますが

少なくとも10人受けて1人しか受からない、そこまで合格が難しいというわけではないんです。

D判定であっても10人受けたら4人は合格できてしまうんです。

C判定になるとその割合が10人中6人くらいになるだけで、そこまで大きな差はないはずです。

 

D判定だと100人中5・6人しか合格できないんじゃないか?

なんて思っている子がいるみたいですが

その割合はE判定なんです。

D判定は合格の可能性が十分残されていると思いましょう。

 

ちなみに、

春日・福岡中央くらいの難易度の高校であればEでも合格の可能性はありますが(合格最低点の目安が低いので(低いといっても高いですが)挽回可能、当然それよりも偏差値が低い高校であれば倍率にもよりますがE判定でも十分合格の可能性があります)

トップ校でE判定しか取れなかったとなると、合格の可能性はほぼゼロに近いです(これが国立大学になるとE判定でも合格の可能性が十分出てくるので、偏差値って本当、参考にするのさえ難しいです)。

あとは、受験者数が大幅に増えるといったことがあれば上記の割合は大幅に変わる可能性があることには注意が必要です(新校舎完成が影響して受験者数が増えることは考えられます)。また、全盛期とくらべ閲覧数が大幅に減ったので入試に影響することはないと思いますが、このブログを見て、今までなら春日や福岡中央に流れていたC・D判定の子が筑紫丘を受けるなんてことが起これば受験者数が増えるかもしれません。

合格できるか微妙な公立高校を受験するか志望校を変更すべきか

直前期に何をすべきか

ずっとB判定だった子が不合格になりD・E判定しか取れていなかった子が合格する。

受験ではそういうことが起こります。

B判定で不合格になるのは本番に弱いタイプだからだ

と思うかもしれませんが、

確かにそれもあるかもしれませんが

それだけが原因ではないはずです。

たまたま自分が得意な問題が多く出た

気付かないミスをたくさんして普段の点数が取れなかった

こういうことも影響しているはずです。

その程度のことが合否を左右するというのはどういうことか?

B判定~D判定を行ったり来たりしている子たちの間にはそこまで大きな差がない

ということを意味しているんです。

Bを安定して取れている子とDしか取れていない子の差は大きいですが

B~Dをうろうろしてきた子とDしか取れていない子の差はあまりない

たまたま最後の模試で良い結果・悪い結果になってしまったからといって

気にする必要はないんです。

 

ではC・D判定しかとれなかった子が合格を近づけるにはどうすればいいか?

それは

 

 

理科・社会の苦手単元を重点的に復習し

できる限りすべての単元を

得意

と思えるようにする

 

 

ことと

 

 

 

簡単な問題でミスをしないことです。

 

 

特に数学

 

数学で難問に時間をかけて見直しを一切しない

そういうことをしてしまうと、簡単な問題を間違えて思いもしない点を取ってしまうこともあります。

 

後は

 

 

国語の時間配分

 

です。

本番で焦ってしまい、一つの問題に必要以上に時間をかけ、気づいたらいつものペースが崩れまくって間に合わない

 

そんなことになってしまわないようにしなくてはいけません。

高校入試直前期にやるべきこと

本番でどのように試験問題に取り組むか

受験まで残り3週間ない時期

今やるべきことはなにか

もう一度確認してみましょう。

 

 

昨年度の過去問を1度解いただけで終わりにしていませんか?

英作文は無理に難しいことを書こうとしていませんか?

作文舐めて条件無視して書くようなミスはしていませんか?

どこまでにどれくらい終わらせるという大まかな時間配分を考えていますか?

 

時間配分を確認するために、もう一度解いてみてはどうでしょうか?

 

時間配分を考えるとき

数学の難問に手を出さないよう、初めから捨て問を作って、解いた問題だけ満点を取り50点を目指す

そういう作戦もありですよ。

トップ校受験生は難しい問題を解いてきたはずなので、

この問題を解き終わるのには10分でも無理

というのは、問題文を読んだらすぐに分かるはずです(うちの塾は春日・筑紫丘を受験する子がいる場合、捨て問かどうかの判断をできるようにするため、時間をかけてわざと数学の問題を解いてもらうようにしていますが、中堅公立高校を受験する子しかいないときは、難問の解説授業は一切せずに他のことに時間を割くようにしています)。

2021年度は

大問4(3)の正答率は10.8%:配点4

大問5(3)の正答率は3.6%:配点4

大問6(3)の正答率は0.8%:配点4

です。

正答率が10%を超える問題はトップ校を受験する人でも解けなくてはいけませんが、5%を下回る問題はA判定を取れている子くらいしか解けなくていいです(正答率10%程度の問題はそこまで難しくありません)。

大問5の(3)と大問6の(3)は時間をかければ解けなくはない問題ですが、50分という制限時間内では普通は解けません。

そんな問題を解こうとするより、正答率10%以上の問題を満点をとるようなテストの受け方をするほうが間違いなく、いい点が取れるようになります。

初めから捨て問にすると割り切れば、すべての問題を解くのに40分以内で済むはずなので、10分の見直しができます。

分からない問題を10分かけても1点も変わりませんが、見直しをすれば、とんでもないミスに気づき、何点もUPすることがあります。

トップ校はその数点が合否を分けるんです。

 

 

繰り返します。

受験本番まで残りの期間、

何をすべきか?

もう一度考えましょう。

苦手科目は伸びしろが大きい