福岡大学の一般前期で受験をする人に向けて書いています。
福岡大学の基本情報は「福岡大学」を参考にしてください。
これからの受験生は「合格最低点について(私立大学難化)」も参考にしてください。
参考:人文学部
参考:法・経済・商学部
参考:理学部
参考:工学部
参考:医学・看護・スポーツ科学部
目次
志願者数・偏差値(2018年度)
系統別と比べると、一般前期のほうが偏差値が低くなります。
例外的に物理科学、電子情報、建築の3学科が系統別よりも一般のほうが河合の偏差値でが2.5上がりました。
ただ、偏差値よりも実際の受験者数や推薦合格者などのほうが合否に大きな影響を与えます。
偏差値が高くなろうが低くなろうが、そんな数字は無視してください。
学科 | 募集枠 | 志願者 | 合格者 | 進研 | 河合 |
---|---|---|---|---|---|
文化 | 43人 | 540人 | 143人 | 58 | 50.0 |
歴史 | 35人 | 498人 | 109人 | 62 | 52.5 |
日本 | 31人 | 427人 | 102人 | 59 | 50.0 |
臨床 | 45人 | 771人 | 161人 | 58 | 50.0 |
英語 | 45人 | 740人 | 182人 | 60 | 50.0 |
ドイ | 20人 | 197人 | 51人 | 53 | 47.5 |
フラ | 20人 | 195人 | 50人 | 53 | 47.5 |
東ア | 30人 | 356人 | 65人 | 55 | 47.5 |
法律 | 185人 | 1,771人 | 464人 | 56 | 47.5 |
経法 | 85人 | 863人 | 172人 | 54 | 45.0 |
経済 | 225 | 2,728 | 751人 | 56 | 47.5 |
産経 | 90 | 673 | 209人 | 55 | 42.5 |
商 | 245 | 1,737 | 314人 | 55 | 45.0 |
経営 | 105 | 1,080 | 282人 | 55 | 45.0 |
会プ | 5 | 21 | 8人 | 55 | 47.5 |
貿易 | 180 | 1,103 | 215人 | 55 | 45.0 |
応数 | 27 | 371 | 104人 | 52 | 50.0 |
社数 | 11 | 120 | 23人 | 52 | 50.0 |
物理 | 29 | 311 | 125人 | 50 | 45.0 |
ナ物 | 5 | 33 | 14人 | 50 | 45.0 |
化学 | 32 | 342 | 171人 | 52 | 47.5 |
ナ化 | 5 | 40 | 19人 | 51 | 45.0 |
地球 | 36 | 332 | 120人 | 52 | 45.0 |
機械 | 60 | 750 | 272人 | 50 | 45.0 |
電気 | 55 | 528 | 180人 | 50 | 45.0 |
電子 | 75 | 1,254 | 291人 | 50 | 47.5 |
化シ | 55 | 491 | 210人 | 50 | 42.5 |
社デ | 50 | 514 | 131人 | 50 | 45.0 |
建築 | 50 | 843 | 168人 | 51 | 47.5 |
看護 | 70 | 798 | 132人 | 56 | 50.0 |
薬 | 90 | 1,273 | 248人 | 59 | 57.5 |
薬理 | 25 | 191 | 56人 | 60 | 57.5 |
ス実 | 56 | 351 | 75人 | 53 | 45.0 |
ス論 | 12 | 86 | 22人 | 53 | 45.0 |
健康 | 20 | 165 | 42人 | 53 | 45.0 |
合格最低点
福岡大学はほぼすべての学科で6割強とれば合格可能性が出てきます。
学部によって問題の難易度が異なることもない(系統別が若干難しい気がしないでもない)ので、合格最低点が175点~185点になることが多いです。
合格者は4月の時点でセンターレベルの問題で4割~4割5分取っています。12月の時点で6割前後になります。4月の時点で4割程度しか取れなくても気にする必要はありません。
センター対策を全くせず、西南・福大に的を絞った勉強をしていれば12月の時点でセンター5割程度でも合格が可能になるはずです。
福大を含め規模の大きい大学の大半が入試制度を複雑にしています。
受験パターンを複雑にしているのは、大学が入学検定試験でお金を稼ごうという意図があるのだと思います。
国立を受験する予定のない私立専願の受験生は、センター試験を利用した入試形態で受験をするのはやめるべきです。
直前期にやるべきこと
福大に合格するのが厳しい状況の人は(D・E判定しかもらったことがない)、入試直前期に自分が何をすべきかをもう一度考えてください。
合格が厳しい人はまんべんなく何もできないか、選択科目だけが得意のいずれかのタイプに分けられます。
まんべんなくできない人
3科目すべて5割前後しか取れない人は選択科目を重点的に勉強してください。そして8割以上は確実に取れるくらいの実力になってください。
確実に8割以上を取れるようになれば、他の科目が5割前後しかとれなくても合格の可能性が少しは出てきます。
入試まで残り1ヶ月くらいしかないのに、全科目3割くらいしか取れない人は合格はかなり厳しいです。毎日集中して8時間以上勉強をすれば個人の能力にもよりますが、合格できる可能性はあるはずです。少しの可能性にかけて英語・選択科目の勉強をしてください。
特定の科目が飛び抜けて良い人
選択科目だけは偏差値60以上で英語・国語は50以下というような人が多いと思います。この場合、選択科目は適度に過去問を解くだけにし、残りの時間は英語に当てるようにしてください。
不合格になる人は、上のような成績にもかかわらず、選択科目の勉強を必死にやり続けます。
そんなことをしていては合格できるわけがありません。
嫌で、成績が伸びる気が全くしない英語の勉強が苦痛なのは分かります。しかし、英語の勉強から逃げてはダメです。
短期間では長文を読むようにはなれないはずなので、発音・文法・単語の暗記を徹底的にしてください。
以下、私だったらそうするということを書いています。書いてある通りのことをしたからといって合格が保証されるわけではありません。また、書いてあることが納得できない人は自分の思った通りにしてください。
参考:直前期にやること
合格最低点が取れない
入試直前期にもかかわらず合格最低点が取れないという人が多くいます。しかし、そこまで不安になる必要はありません。
私が現役の時も過去問で合格最低点を超えたことは一度もありませんでした。
合格最低点の8割くらい取れるようになれば本番で奇跡が起こる可能性はあるので最後まであきらめずに頑張ってください。
前年度の入試結果が影響する
前年度の合格者数が合否に影響します。前年度定員以上の学生を採用している場合、翌年度は合格者数を控える傾向にあります。
定員を多くとりすぎると国からおしかりを受けて補助金が減るのからです。
国が大学の定員超過を2018年から厳しくすることに決めたので、今後数年は合格者数を抑制してくることが予想されます。
特に法学部・経済学部・商学部・工学部は2018年以降の充足率の目安がギリギリ、乃至オーバーしているので要注意です。
学部にこだわりがなく、とにかく福大に合格さえすればいいというのであれば、どれだけの生徒が前年度に入学したか、学部の定員充足率にも注目しましょう。
2018年から福大は充足率1.1倍以下なるように調整してくるはずです。充足率が110%を超えている学部を受験する人は注意してください。