科目ごとに福岡県の公立高校の入試について触れているので参考にしてください。
目次
問題が難しくなってきた
最近の福岡県の入試は難易度が上がって大変だ
と難易度を気にする子もいるかもしれませんが
難しい問題が出たら自分だけでなく全員が難しいのだから条件は同じです。
難易度が上がろうが下がろうがやることは同じです。
やるべきことをしっかりとやれば合格できるのだから
どうでもいいことに悩むのはやめましょう。
それに
難しくなったといっても所詮は高校入試です
長ったらしい問題文でも面倒くさがらずに丁寧に読み
質問の意味が理解できれば答えを導き出すことができるはずです。
まずは正答率が50%以上の問題を落とさないようにしましょう。
国語
配点は
- 大問1:9点(漢字・語彙)
- 大問2:12点(論説文)
- 大問3:12点(小説)
- 大問4:12点(古文)
- 大問5:15点(作文)
国語は時間配分が大切です。
多くの受験生が
時間が足りな~い
となりテンパって点数を下げてしまう科目が国語です。
なので
普段から文章に読みなれて起きある程度早く読んでも内容を理解できる力を身に付けることが大切になります。
ただ、国語の勉強をまじめにしている子は多くないはずです。
そこで入試直前期の次善の策として
いつもの1.5倍のスピードで文章を読む訓練を取り入れてください。
1.5倍のスピードで読もうとしても頭に入ってこないかもしれませんが
訓練をすることで少しずつ早く読めるようになるはずです。
1.5倍のスピードで読めなかったとしても
訓練をする前よりも確実に早く読めるようになります。
大問1は言葉を問う問題が中心になっていますが、
これは普段から勉強をしっかりとし、言葉を覚えていくしかありません。
直前期になって焦ってやるものではないので、1年生の時からしっかりと勉強をしておきましょう。
古文で注意すべき点を網羅しておきます。
- 漢文は返り点をだけを抑える
- 古文単語を覚える必要はない
- 必ず注釈と本文を照らし合わせて読む
- 主語が誰かを意識しながら読む
- 話の流れを捉えられるように丁寧に読む
- 会話の部分に「 」がついていない箇所を見つけ出せるようにする
これらに注意して過去問を解いてください。
作文が配点の4分の1を占めるので絶対に捨てられません。
塾に通っている子は塾で
塾に通っていない子は学校の先生に作文の添削をしてもらいましょう。
※ 受験までにまだ時間がある子は「中学生の国語」を参考にして勉強してください。
数学
配点は
- 大問1:18点(小問集合)
- 大問2:7点(数と式・確率)
- 大問3:8点(資料の活用)
- 大問4:9点(関数)
- 大問5:10点(平面図形:証明)
- 大問6:8点(立体図形)
数学で一番大切なのは
大問1でミスをしない
ことです。
大問1の問題は教科書の計算問題ができれば解ける問題です。
数学が苦手な人は計算だけでもかまわないので完璧にしておきましょう。
どれくらい簡単なの?
と気になる子は県のサイトを見て正答率を見てください。
大問1は正答率が70%以上の問題が大半を占めます(令和2年はすべて70%以上でした)
配点は18点なのでこれで満点を取ることが出来れば
他の大問で簡単な問題を全て解ければそれだけで平均点以上をとれるようになります。
大問4・5・6の最初の問題は中学2年生でも解けるような簡単な問題がでることが多いです。
逆に最後の問題は正答率が10%を下回る問題もだされます。
志望校にもよりますが、
入試直前期に数学の難しい問題を解く練習は無理にしないほうがいいかもしれません。
基本的な問題だけが解ければ40点は取れるので、
数学の勉強時間を減らし、理科・社会の勉強時間を増やすほうが合格の可能性を高められます。
社会
配点は
- 大問1:13点(地理)
- 大問2:7点(地理)
- 大問3:10点(歴史)
- 大問4:10点(歴史)
- 大問5:14点(公民)
- 大問6:6点(公民)
令和2年の問題はかなり難しかったみたいですが
で基本を押さえ
過去問演習をすれば点数はとれるはずです。
世界地理は良く出題される国名と場所、
日本地理は都道府県の場所と県庁所在地は必ず覚えてください。
資料問題が確実に出されるので、
問題をたくさん解いて慣れておく必要があります。
暗記は広く浅くやり
一通り暗記が終わったら演習中心にする方が成績は伸びると思います。
公民は政治から知識問題が多く出題されます。
経済は知識を問うよりも自分で考えなければならない問題が多いです。
公民の勉強は用語暗記を深くするのではなく
資料等を読み自分の言葉でうまく表現できる訓練をしてください。
歴史は時代の流れを把握していないと解けない問題がでてきます。
背景にある理由、何時代のどのような出来事なのか、人物なのかを覚えてください。
まんべんなく全時代から出題されるので的を絞ってはいけません。
地理・公民よりも深く用語暗記をしてください。
理科
生物・化学・地学・物理、配点は15点ずつです。
好きな分野を1つだけ勉強しても他の科目をやらなければ高得点は取れないので
好き嫌いにかかわらず全分野勉強してください。
はっきり言って理科は一番の得点源です。
基本的な問題をたくさん解くだけで本当にすぐに点数が伸びます。
学校で配布されるワークを完璧に仕上げるだけで50点は取れるようになるはずです。
ただし、中途半端な勉強しかしていない人は「全解」「両解」問題が多い年に当たると、極端に悪い点数を取ることになるでしょう。
理科は塾の先生が過去問から出題予想をしてそれをさせることが多いかもしれません。
時間がない場合はヤマを張って勉強をしてもかまいませんが。
傾向などほとんどあてになりません。
ヤマを張らないでいいように普段から勉強をしておきましょう。
対策:公立高校入試対策|理科
特徴:中学理科の特徴
英語
配点は
- リスニング:20点
- 大問1:8点
- 大問2:11点
- 大問3:13点
- 大問4:8点
たくさん英語を聞いていればリスニングができるようになると勘違いしている子がいるかもしれませんが、
文法や単語が中途半端な状態ではどれだけ英語を聞いても聞き取ることは難しいです。
なので
単語の暗記が不十分な子はできるだけ早い段階で単語の暗記をしておいてください。
文法・英文読解は普段から地道に覚えていくしかありません。
1年生の内容から丁寧に復習することが一番の対策です。
英作文は
- 自分が完璧に使いこなせる文法だけを使う
- 知らない単語は使わない
- 接続詞を使って無理に分を繋げない
- 冠詞や3単元のsなど中1の基本事項でミスをしない
- 書きやすい文章を書くためだったら嘘を書いても構わない
などに注意してください。
対策:県立高校受験対策|英語
特徴:中学英語の特徴