勉強しようと思っていたのに、夏休みが終わるころまでダラダラと過ごし勉強時間が1日1・2時間、しかもほとんど集中していなかった。
そんなこんなで、西南・福大入試直前期なのに合格できる可能性がなかなか見られない人もいるはずです。
本気にならなかったのは自分のせいです。
今更後悔しても仕方がありません。
西南・福大に合格するために今自分がやるべきことが何なのかを考え、最後まであきらめずに頑張ってください。
目次
西南・福大ならまだまだ間に合う
知識が不十分(進研模試で偏差値55以下)の人が「早稲田・慶応などのトップレベルの私大に残り3ヶ月で合格する」ことは難しいです。
しかし、西南・福大・中村などの中堅私大レベルの大学ならD・E判定からでもまだまだ合格の可能性はあります。
センター対策の授業が中心にされている高校に在籍している人は、センター対策の勉強から西南・福大の過去問を使った勉強に切り替えてください。
ただでさえ合格が難しい状況にいるのに、合格に向けて非効率的な勉強を続けていては今から挽回することなどできません。
当然勉強時間が1日1・2時間では合格などできません。時間の許す限り、集中して勉強をしてください。
本気で合格をしたいという気持ちがあれば、ダラダラ勉強をするはずがありません。
「集中できない」とごちゃごちゃ言う前に「集中しろ」です。
集中できないのはまだまだ本気になっていないからです。
「本気になって勉強しても不合格になったら勉強が無駄になる」など糞な考えをしているから集中できないんです。
入試には絶対はないので、どれだけ勉強をしても合格できない可能性もあります。
しかし、「絶対に合格する」という気持ちを持って勉強をしなければ、D・E判定の人はその時点で結果はほぼ見えます。
中途半端に受験生を演じるのは時間の無駄。
本気になれないならさっさと志望校合格を諦めて、名前を書けば合格できる大学を受験してください。
一定レベルの大学を受験するのはそんなに甘いものではありません。
合格したいのであればとにかく本気で勉強をしてください。
「成績が伸びない人の特徴」も参考にしておいてください。
英語(読解)
「長文を読むスピードが遅いから模試では制限内の問題を解けない」
「スピーディーに英文を読むために何をすればいいのか分からない」
と悩んでいる人もいるでしょう。
そのような悩みを持っている人はもう少し西南・福大大学入試がどういうものなのかを考えてください。
模試はセンターに似せて作られるものが多いです。
そして、センター試験は問題の量が多く、読むスピードが遅い人は時間内に読み終わることすらできません。
しかし、西南・福大はセンターと違い時間的に苦労することは考えられません。
ゆっくり読んで考えたとしても、見直し時間を含めて時間が余るくらいの量です。
模試・センターと西南・福大入試は全く別物です。
それを理解せず、「模試で時間が足りないからどうすればいいか」と悩んでいるなんて、その時点で合格を意識した勉強ができていないと思ってください。
西南・福大の読解でやるべきことは、英語の構造をしっかりと理解したうえで正確に訳をすることです。
英文の構造を意識したことがない人は、時期的に今更感があることは否めませんが、「英文読解入門基本はここだ」を使って、SVOCを意識しながら丁寧に和訳をしてください。
全く英文が読めない人を除き、普段の勉強は市販の参考書を使わずに過去問を中心にしてください。そして
- この問題は正解だったけれど、自信がなかった。なぜ正解なのだろうか
- 同じことを別の表現で書いているから正解だと思った。結果自分の考えは間違えていなかった
- この問題が不正解になったのは例外があるのに選択肢には"every"と書いてあったからだ
- 主語・目的語が違うから間違いなのか
など、正解した理由と間違えた理由を考えてください。自分で判断することができないときは、学校の先生になぜ正解なのか不正解なのかを聞いてください。
この作業をやらずにいては、いつまでたっても点数が安定せず、良いときは良いけれど悪いときはとことん悪い(悪い人は常に悪い)、という状況が続きます。
"問題を解いても正解・不正解に一喜一憂し、それだけで終わり"、そんなんではダメです。
過去問を解いた後にそこまで復習をしなくても許される(過去問を解くことそのものに意味がある)のは、安定して8割以上取れる人だけです。
点数が安定せず3から7割をウロウロしている人は、問題を解く時間よりも復習をする時間を大切にしてください。
解きっぱなしでは、ほぼ意味がありません。
英語(語彙力)
今使っている単語・構文の参考書を徹底的に暗記しなおしてください。
全く語彙力がないと自覚しているのなら、読解よりも優先して単語・構文を覚えてください。
本気で覚えようとすれば、1ヶ月で1000個程度は誰にでも覚えられます。
語彙力が付くだけで劇的に長文が得意になる人もいます。
一番お勧めの単語帳は「ターゲット1400」です。
ターゲット1900を使っても構いませんが、西南・福大は基本的な単語を正確に覚えていた方が絶対に得点が取れるようになります。
1900の中盤から後半に載っているような比較的難しい単語が長文の中に使われることはもちろんありますが、そんなのは知らなくても合否に影響をしません。
1400を徹底して覚える方が絶対に良いです。
国語
現代文は勉強をしても成績が伸びるとは限らないです。
しかし、西南・福大は語彙力を増やし過去問をたくさん解いて問題に慣れれば、ある程度安定して点数が取れるようになります。
古文も基本的な文法と古文単語の暗記ができれば、極端な拒否反応を示している場合を除き、それなりに点数が取れるでしょう。
すでに過去問を解いている人なら分かると思いますが、西南・福大の入試問題と模試・センター試験は全く異なります。
繰り返しますが「模試で点数を伸ばすにはどうすればいいか」と考えている人がいるとすれば、入試を全く理解していないと思ってください。
「西南・福大の入試問題で点数を伸ばすにはどうすべきか」と考えましょう。
今国語でやるべきなのは、過去問演習・語彙力増強です。市販の問題集などを使って勉強などしてはいけません。
他の科目の勉強で国語になかなか時間をかけれられない人もいると思いますが、週1ペースで構わないので過去問を解いてください。
選択科目
選択科目で点数が取れない人は単に勉強をしていないだけなので論外です。
西南・福大に合格したいのなら、選択科目で進研模試の偏差値55以下など考えられません。
仮に偏差値55以下であるなら西南・福大の対策云々の前に、勉強をしてください。
ちなみに、西南・福大の政経・日本史・世界史は理解よりも用語暗記を徹底するほうが点数を取りやすくなります。
教科書などを読んで大まかな流れがすでに頭に入っているなら、用語暗記に比重を置いた勉強が直前期には役立ちます。
日本史・世界史は「時代と流れで覚える! 」をお勧めします。
超直前期は何をすべきか
受験の超直前期(1か月を切っている)だけれど、合格の可能性が全く見えてこない人は暗記モノに徹してください。
英語なら単語・熟語・構文
国語なら漢字・語彙・古典単語・基本文法
選択科目(数学以外)は苦手個所
今の実力を考えて何に力を入れればいいのかは自分で考えてください。
英語が4割、国語5割、選択科目7割だったら、英語が勉強の中心になるのは当然です。
英語も選択科目が5割くらいしか取れないのであれば、英語・選択科目を同じくらい勉強してください。
国語は短期間で伸びる科目ではありません。
超直前期なのに、英語の過去問で4割取れない場合は、上に書いたような過去問を中心の復習はしなくてもいいです。
4割に達してなければ受験生として必要な知識が全体的に不足していることを意味するので、過去問を利用して復習をするのは適していないからです。
※ 直前期に英単語や漢字・古文単語の暗記をやらなければならない時点で結構危険な状況にいると思ってください。この時期に暗記が中心になっていいのは選択科目くらいです。
個別指導塾の利用は?
西南・福大を受験するだけなら「高校で個別指導塾」を使うのは絶対にやめた方がいいです。
本当に意味がないです(私は西南・福大の受験生のために英語の授業をしていますが、塾生にも一人で勉強ができるならお金と時間がもったいないから塾や予備校に通う必要はないと言っています)。
もちろん、英検準2級の文法が全くできないような人は中学英語からやり直しが必要なので、誰かに教えてもらう方がいいかもしれません。
しかし、西南・福大を本気で目指している人の中に英検準2級に合格できない実力の人がどれだけいるでしょうか。
ほとんどいないはずです(いるとするなら、英語の勉強を諦め国語と選択科目にかけてください)。
そもそも文系科目は、現代文の読解を除き、暗記をすればよいだけなので個別指導で教えてもらうようなものではありません。
「勉強ができない」「成績が上がらない」「偏差値が50程度しかない」という人は単に勉強をしていない、していたとしても非効率な勉強をしているだけです。
勉強の絶対量(暗記)が少ないだけなので、塾に通うことなど考えずに、とにかく勉強をしてください。
暗記さえすれば個別指導の塾に通わなくても成績は伸びます。
西南・福大に合格したければ徹底的に暗記をしてください。
ちなみに、個別指導を使ってもいいのは国立2次対策や難関私大の理科・数学などマンツーマン指導をしてもらわなければ効率よく成績を伸ばせない場合だけです。
当然、プロ家庭教師やごく一部の学生講師でなければ対応できません(九大生というだけで対応はできません。九大生の中でも大学受験の対応ができるのはごく一部です)。
単に答えを教えることはできたとしても、合格をするために何をすべきか、的確に指示を出せる学生はほとんどいないです。